シリコーンゴムの硬化反応
生徒さん:「付加型シリコーンの重合について教えてください」
ころちゃん先生:「もちろんです!付加型シリコーンゴム印象材は、2つの物質が反応して固まります。この2つの物質は、活性水素を持つポリジメチルシロキサンとビニル基を持つポリジメチルシロキサンです。」

生徒さん:「それって、どういうことですか?」
ころちゃん先生:「簡単に言うと、付加型シリコーンゴム印象材は、2つの材料を混ぜることで固まり、歯の形をとることができます。この固まる過程で、白金系触媒という特別な物質が使われます。白金系触媒は、活性水素とビニル基が反応しやすくなるように働きます。この反応によって、網目状の高分子ができ、印象材が硬化します。」
生徒さん:「縮合型の方はどうなんですか?」
ころちゃん先生:「縮合型シリコーンゴム印象材は、2つの物質が反応して固まる仕組みになっています。この2つの物質は、水酸基を持つポリジメチルシロキサンとエチルシリケートです。これらがカプリル酸スズの存在下で混ざり合うと、網目状の高分子ができます。」

生徒さん:「…難しい。それって、どういうこと?」
ころちゃん先生:「簡単に言うと、縮合型シリコーンゴム印象材は、2つの材料を混ぜることで固まり、歯の形をとることができます。この固まる過程で、エチルアルコールという液体が生成されますが、この液体は少し収縮する性質があります。」
生徒さん:「じゃあ、縮合型と付加型の違いは何ですか?」
ころちゃん先生:「素晴らしい質問ですね!縮合型と付加型の主な違いは、硬化する際の反応の仕組みと、その結果生じる性質です。縮合型は、硬化時にエチルアルコールが生成され、その分だけ収縮が起こります。一方、付加型は、白金系触媒を使って硬化し、収縮が非常に少ないため、寸法安定性に優れています。」
生徒さん:「なるほど、わかりました!ありがとうございます!」
ころちゃん先生:「もう1点、補足しますね!付加型シリコーンゴム印象材は、実際に歯の印象を取る際に使われるもので、その硬化時間は周囲の温度に影響されます。」
生徒さん:「どういうことですか?」
ころちゃん先生:「簡単に言うと、付加型シリコーンゴム印象材は周囲の温度が変わると、硬化する速さが変わります。例えば、ある日の室内の温度が23度だったら、印象材が固まるのに約9分かかります。でも、もし室内の温度が32度に上がったら、印象材が固まるのに約4.5分しかかからなくなります。」
生徒さん:「なるほど、だから温度が高いと硬化時間が短くなるんですね!」
ころちゃん先生:「そうです!温度が高いほど、印象材が固まるのが早くなります。だから、歯科医師や歯科技工士は、印象材を使うときに周囲の温度に注意して、適切な硬化時間を見極めることが大切なんです。」