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白金加金合金について

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白金加金合金の概要

生徒さん:先生、白金加金合金って何ですか?

ころちゃん先生:白金加金合金とは、金、銀、銅の合金に白金とパラジウムが加えられた合金のことを指しますよ。白金を多めに添加することで、金合金に高強度と高靱性が与えられます。
金合金の親戚だと思ってください。

白金加金合金の特徴

生徒さん:そんな感じで覚えておきます。じゃあ白金加金合金の特徴を教えてください。

ころちゃん先生:白金加金合金は、時効硬化熱処理ができるため、引張強さと硬さが大幅に増加します。また、繰り返し変形後も機械的性質が安定しています。

白金加金合金の用途

生徒さん:白金加金合金はどんな用途に使われますか?

ころちゃん先生:白金加金合金は、
・ロングスパンブリッジ
・コーヌスクローネ
・アタッチメント
・クラスプ
・義歯床
・矯正用のワイヤーなどに使われます。

この合金は、弾性係数がコバルトクロム合金の半分程度でありながら、とてもしなやかで強い性質を持っています。そのため、この合金を使って作られた修復物は、強くて柔らかく、負荷がかかっても壊れにくいものになります。

白金加金合金と不動態化

生徒さん:ちょっと話が変わりますが、不動態化って何ですか?

ころちゃん先生:不動態化とは、非貴金属合金が本来よりも耐蝕性になる現象のことです。

例えば、肌を傷つけないように手袋をはめるように、金属にも保護する膜を作ることができます。この膜ができると、金属は腐食しにくくなります。クロムやチタンは、このような膜を簡単に作ることができるため、腐食に強い素材として使われます。

生徒さん:白金加金合金には不動態化の特徴はありますか?

ころちゃん先生:不動態化は、非貴金属合金が耐蝕性を向上させることを指すんですね。
だから白金加金合金は貴金属合金であるため、不動態化の特徴はありません。

白金加金線の用途

生徒さん:以前、国試の過去問(103A-70)で「白金加金線」というものがありました。白金加金線はどんなときに使われますか?

ころちゃん先生:白金加金線は、クラスプ線や矯正用線として使われることが多いです。
ちなみに矯正用線とくれば、まず「ニッケルチタン合金」ですけど、ニッケルチタン合金は超弾性や形状記憶の特徴がありましたよね。そして矯正用線や根管治療用ファイルに利用されていますね。

、、だいぶ脱線しましたが。

生徒さん:ニッケルチタン合金、ありましたね!押さえておきます!ちなみに白金加金線の特徴は何ですか?

白金加金線の特徴

ころちゃん先生:白金加金線は、時効硬化熱処理ができるので、強度が高く、高靱性を持っています。また、繰り返し変形後も機械的性質が安定しているんですよ。

白金加金合金の価格

生徒さん:白金加金合金って高いんですか?

ころちゃん先生:はい、白金加金合金は高価です。そのため、義歯として使用されることは少ないです。しかし、その高価な価格に見合った性能があるため、適切な用途に使われると優れた効果が期待できます。

以上の内容を踏まえて、白金加金合金は歯科分野で重要な役割を果たしていることがわかります。強度が必要な用途に適した合金であり、その特性を理解し、適切に使用することで、より良い治療結果が得られるでしょう。

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ころちゃん
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歯科医師・歯学博士
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