鋳造用金属の特徴
金銀パラジウム合金について知ろう
生徒さん: 金銀パラジウム合金ってどんな金属なんですか?
ころちゃん先生: 金銀パラジウム合金は、主成分が銀(40~60%)の貴金属合金で、他に金12%以上、パラジウム20%以上、銅10~15%が含まれるんだ。融点は930~990℃で、銅含有によって硬化熱処理が可能だよ。鋳造収縮は1.55%ほどであるんだ。
陶材焼付用金属の種類を覚えよう
生徒さん: 陶材焼付用金属って何ですか?種類はありますか?
ころちゃん先生: 陶材焼付用金属は、陶材焼成温度に耐えられる溶融温度を持ち、陶材に近似した熱膨張係数を持つ金属のことだよ。主に2つの種類があるんだ。
貴金属系陶材焼付用合金:これは、金や白金が多く含まれる合金で、陶材と化学結合する元素が添加されているんだ。スズやインジウムなどが酸化膜の表面形成のために使われることがあるよ。融点は1,150~1,300℃で、埋没にはリン酸塩系埋没材を使うんだ。
非貴金属合金:これは、ニッケルクロム、コバルトクロム、チタンなどの金属で構成され、金や白金は含まれない合金だよ。
鋳造用金合金を学ぼう
生徒さん: 先生、鋳造用金合金って何ですか?
ころちゃん先生: 鋳造用金合金とは、歯科のクラウンやブリッジなどの製作に使われる「金」がメインの金属のことだよ。ADA規格では4種類あるよ。クラウンブリッジでは主にタイプ2とタイプ3が使われるんだ。
銀合金の特徴を理解しよう
生徒さん: じゃあ、銀合金はどういう特徴がありますか?
ころちゃん先生: 銀合金は銀の含有が60%以上で、融点が600~700℃の低溶融合金なんだ。硬化熱処理はできないけれど、クラウンブリッジでは支台築造の金属として使われることがあるんだよ。
チタン系の金属
生徒さん: 最近はチタンをよく耳にするなぁ。
ころちゃん先生: チタン類は現在、純チタンやチタン合金が生体親和性などから使われているんだよ。ただ、チタンの融点が高く製作性に問題があるため、CAD/CAMで製作するようになってきているんだ。
まずはここから!
生徒さん: なんだかたくさんあって混乱してきた。どうしたらいいの?
ころちゃん先生: 苦手な人は、まずは融点から覚えよう。きちんと覚えなくても大丈夫だよ。大切なのは、融点の高い合金が何か?とか金パラはどれくらいなのか?といった点だよ。

こちらが、合金融点の高い順にまとめた表だよ。融点は合金の種類や成分によって異なるので、参考程度に見てね!
過去問に挑戦
(109A-41)最も融点が低い鋳造用合金はどれですか?
a) タイプ1金合金
b) 陶材焼付用金合金
c) 金銀パラジウム合金
d) コバルトクロム合金
e) 銀インジウム亜鉛合金
ころちゃん先生: いい問題だね!それぞれの選択肢の融点を見てみよう。
a) タイプ1金合金は、一般的な金合金で、融点は比較的高いんだ。 b) 陶材焼付用金合金は、陶材と結合するための合金で、やはり融点は高いよ。 c) 金銀パラジウム合金の融点は、930℃~990℃と、やや高い範囲にあるね。 d) コバルトクロム合金も、融点が高い合金だよ。
そして、 e) 銀インジウム亜鉛合金は、低融点合金で、融点が600~700℃程度なんだ。これが最も融点が低い鋳造用合金だね!
だから、正解は e) 銀インジウム亜鉛合金 だよ!