保存修復

MIの基本を学ぼう

koro

はじめに:MI Dentistryって何?

ころちゃん先生: こんにちは!今日は、歯科治療の新しい考え方である「MI Dentistry」について一緒に学んでいきましょう!

生徒さん: MI Dentistryって何ですか?

ころちゃん先生: MI Dentistryは、「Minimal Intervention(必要最小限の侵襲)」の略で、歯の治療をできるだけ優しく、少ない侵襲で行う方法のことを言います。昔の治療は、虫歯を取るために歯をたくさん削ることが多かったんだけど、MI Dentistryでは、歯をなるべく削らずに済む方法を取り入れているんだ。

生徒さん: なるほど、それは嬉しいですね!

虫歯を早期に見つける

ころちゃん先生: では、MI Dentistryの基本的な考え方を6つのステップで見ていきましょう!まずは、「虫歯を早期に見つけて、虫歯のリスクと活動性を評価する」ことが大切だよ。

生徒さん: 早期に見つけるって、どうやって?

ころちゃん先生: 良い質問!歯医者さんが定期的なチェックやレントゲン検査を行って、虫歯ができそうな部分を見つけるんだ。これを早めに見つけることで、小さなうちから治療を始めることができるよ。

再石灰化で虫歯を治す

ころちゃん先生: 次に、虫歯がまだ小さいうちで、穴が開いていない場合は、「再石灰化」という方法で治療を試みるんだ。

生徒さん: 再石灰化って何ですか?

ころちゃん先生: 再石灰化とは、歯の表面にあるエナメル質や象牙質を強化して、虫歯が進行しないようにする方法だよ。まるで、歯に鎧を着せて守るイメージだね。

健康な歯を守る

ころちゃん先生: そして、MI Dentistryでは、「健康な歯質を最大限に保存する」ことも大切なんだ。昔の治療

ころちゃん先生: 昔の治療では、虫歯を取り除くために健康な歯も一緒に削ってしまうことがよくあったんだけど、MI Dentistryでは、できるだけ健康な部分は残して治療を行うように心がけるんだ。

生徒さん: 健康な歯を残すことができるなら、それに越したことはないですね!

個別に合わせたリコール

ころちゃん先生: 4つ目のポイントは、「テーラメイドのリコールを提供する」こと。つまり、患者さん一人ひとりの状況に合わせて、定期的なチェックの間隔や治療計画を考えるんだ。

生徒さん: 人それぞれ違うから、個別に合わせた方がいいですよね。

ころちゃん先生: そうだね!歯の状態や虫歯のリスクは人それぞれ違うから、個別に合わせたリコールが大切なんだ。

歯の寿命を重視した最小限の修復

ころちゃん先生: 5つ目は、「歯の寿命を重視した最小限の修復処置を実践する」こと。歯を長持ちさせるために、できるだけ小さな修復で済むように治療を行うんだ。

生徒さん: そうすることで、歯が長く使えるんですね!

ころちゃん先生: そうなんだ!歯は一度失ってしまうと元に戻らないから、できるだけ長く使えるように治療をするのがMI Dentistryの考え方なんだ。

修復物の補修を優先

ころちゃん先生: 最後の6つ目は、「劣化した修復物は再修復より補修(repair)を検討する」こと。昔の治療では、劣化した修復物は取り除いて新しいものに交換することが多かったんだけど、MI Dentistryでは、まずは修復物を補修することを検討するよ。

生徒さん: 補修することで、歯を削る回数が減るんですね。

ころちゃん先生: その通り!歯をできるだけ削らないために、まずは修復物を補修して寿命を延ばすことを考えるんだ。もちろん、補修が難しい場合は再修復も検討するけど、まずは歯に優しい方法を選ぶことが大切なんだ。

終わりに

ころちゃん先生: 今日は、MI Dentistryの基本的な考え方を一緒に学んだね!この考え方を理解して、歯科治療がどんな風に進化してきたのかを知ることは、歯学部の試験を控えた学生にとってもとても役立つよ。

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ころちゃん
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歯科医師・歯学博士
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